ランスタッドと他のハイクラス転職サービスを比較|求人・サポートの違い

ランスタッドと ハイクラス転職を 比較 求人・サポートの違い キャリア・学び

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年収800万円以上で、外資系企業や専門職のポジションを狙う方は、ランスタッドは登録先の候補になります。ランスタッドの公式ページには、対象は年収800万円以上のエグゼクティブ・管理職人材まで、企業から依頼された求人の約80%は非公開という説明があります。

ハイクラス向けの転職サービスは、ほかにも複数あるのが現状です。仕組みが違えば、向く人も違ってきます。ランスタッドの公式ページの説明を、ビズリーチ、リクルートダイレクトスカウト、JACリクルートメントの公式サイトの説明と並べて、求人の見え方と担当者のつき方、対象の年収帯と費用を同じ基準で整理します。

数値と条件は、2026年10月時点で各社の公式サイトに載っていたものです。出典の年がない数字は、その旨を書いています。サービスの内容は変わるので、登録前に公式ページで最新の情報を見てください。

ランスタッドが向く人と向かない人

まず、ランスタッドがどんな人に合うかを整理します。材料は、公式ページの対象の説明と、サービスの進め方です。

年収800万円以上の方の目安

ランスタッドの転職支援サービスのページには、対象が若手の転職希望者から、年収800万円以上のエグゼクティブ・管理職人材までとあります。外資系を含むグローバル企業に強みがあること、年収3000万円以上の求人も扱っていることも、同じページに書かれています。

ただし、年収帯の書き方は案内によって少し違います。公式サイトのメニューには、年収600万円以上のエグゼクティブ向けと説明する項目もありました。ここは見落としやすい部分です。年収800万円は、対象の中心にあたる目安と受け取るのが安全です。

現在の年収が境目に近い方は、登録のときか最初の面談で、紹介できる求人があるかを直接たずねてください。

次のような状況なら、ランスタッドを検討する理由は十分です。

  • 外資系企業やグローバル企業に勤めているか、移りたいと考えている
  • 医療・医薬・製造・テクノロジー・消費財・管理部門のどれかで、管理職か専門職の経験がある
  • 求人サイトの公開求人だけでは、希望に合うポジションが少ないと感じている
  • 求人を自分で探すより、担当者と面談しながら進めたい
  • 書類の整え方から面接の準備、年収の交渉まで、第三者の助言がほしい

公式ページが示す支援の範囲は広く、求人の紹介、書類への助言、面接の準備、年収と条件の交渉、入社後の相談までを含みます。時間の限られた管理職の方は、この範囲のうち自分に必要な部分を選んで使えます。

向かない人の特徴

公式の流れの説明には、経験や求人の状況によってはサービスの提供が難しい場合がある、という一文があります。登録したすべての人に求人が紹介されるわけではありません。

次のような方は、別の形のサービスが合うかもしれません。

  • 外資系やグローバル企業に関心がなく、日系企業の求人だけを探したい
  • 担当者とのやり取りは減らし、求人を見て自分で応募したい
  • 年収や職種の条件が、ハイクラス向け求人の範囲から大きく外れている
  • 転職の時期が決まっておらず、まず情報だけを集めたい

担当者を介さず、企業やエージェントからの連絡を待ちたい方には、スカウト型のサービスもあります。違いは比較の節で見ます。

結論

年収800万円以上で、外資系企業か専門職のポジションを狙う方に向きます。担当者との面談を重ねる進め方が合わない方や、年収と職種の条件が対象の範囲から離れている方は、ほかのサービスを先に見たほうが遠回りになりません。

年収800万円以上か、外資系・専門職志向かの2問で、ランスタッドが向いているかを示した診断図
目安であり、向くかどうかを保証するものではありません

比較する基準は何か

ハイクラス向けの転職サービスは、どれも質の高い求人と専門のコンサルタントをうたいます。言葉が似ているため、見る場所を先に決めておかないと比べられません。

見るのは、求人とコンサルタント、業界と費用の4つです。

独占求人の有無と量

ハイクラスの求人は、応募者を絞りたい企業や、採用を競合に知られたくない企業の都合で、求人サイトに載らないことがあります。こうした求人が非公開求人です。そのサービスだけが扱う求人は、独占求人と呼ばれます。登録して面談を受けるまで、存在は見えません。

見るべきは、公式が示す割合よりも、自分の経歴に合う求人がいくつあるかです。割合が高くても、自分の業界の求人が少なければ役に立ちません。

たとえば、非公開求人が全体の大半を占めていても、その多くが製造業の技術職なら、経理や人事の経験を持つ方には縁が薄くなります。割合は入口の目安にとどめ、中身は面談で確かめましょう。

最初の面談では、次の2点を聞くと判断しやすくなります。

  • 自分の経歴で、今紹介できる求人はいくつあるか
  • そのうち、このサービスだけが扱う求人はあるか

コンサルタントの専門性

コンサルタントが業界ごとに分かれているか、職種ごとに分かれているかで、求人の探し方と書類への助言が変わります。業界を知る担当者なら、企業が求める経験や面接で聞かれる内容を具体的に話せます。

面談では、担当者が自分の業界の用語を自然に使えているかが見どころです。同じ業界の転職の例を話せるかどうかも、判断の材料になります。経歴を聞いてすぐ求人名を挙げる担当者より、その企業が合う理由を説明できる担当者のほうが、選考対策も具体的になります。

対応業界の幅

対応業界の幅は、そのサービスの得意分野を知る手がかりです。自分の業界が公式の一覧に入っているかを、最初に確認してください。

入っていなくても、経理や人事のように職種で扱っている場合があります。そのときは面談でたずねます。

比べる基準見ること確認する場所
求人非公開求人と独占求人の考え方、自分の経歴に合う件数公式ページと最初の面談
コンサルタント業界別か職種別か、担当者の経験公式の担当者紹介と面談
対応業界自分の業界と職種が扱いの範囲にあるか公式の業界一覧と面談
費用と進め方求職者の費用、担当者の連絡の取り方公式のよくある質問
ハイクラス転職サービスを比べる4つの軸(独占求人・コンサルタント・対応業界・サポート)を示した地図

ランスタッドの特徴と強み

ランスタッドは、ランスタッド株式会社が運営する総合人材サービスです。公式ページには、活動の範囲が世界39の国と地域、転職サポートの実績が世界で年間約20万人とあります。どちらも出典の年は書かれていません。

独占求人が多いとされる理由

公式ページによると、企業からの依頼求人の約80%が非公開求人です。企業が非公開で進める募集や、ランスタッドだけが扱う独占求人が多数あるとも書かれています。転職支援サイトで見られる求人は、一部にすぎないそうです。

企業からの依頼求人の約80%が非公開求人

ランスタッド「転職支援サービス」のページより要旨

これはランスタッド自身の説明です。件数と割合は、第三者が検証したものではありません。

それでも、ハイクラスの求人が公開されにくい構造自体は、ランスタッドに限りません。企業の事情で公にできない募集があるから、人材紹介会社が間に入る形が成り立っています。

つまり、公開されている求人を眺めても、紹介される求人の内容までは分かりません。自分の経歴で何が紹介されるかは、面談を受けて初めて確認できます。

業界専属の支援体制

ランスタッドは、業界ごとに専任のコンサルタントを置いています。公式ページの一覧には、製造・エンジニアリング、BtoC、ライフサイエンス、IT・テクノロジー、管理部門、購買・サプライチェーンなどの分野が並びます。

支援の中身は、転職活動の流れに沿って見るのが分かりやすい方法です。公式ページの記述を段階ごとにまとめました。

段階公式ページに書かれている支援
準備キャリアの助言、気づいていない成長機会の提案、書類への助言
応募求人の紹介、企業への推薦
面接面接の指導、企業の社風や想定される質問の助言
内定年収と条件の交渉、入社日の調整、退職手続きの助言
入社後仕事の不安やキャリアの方向性の相談

書類の添削については、案内によって書き方が少し違います。転職支援サービスのページでは、書類への助言が支援に入っています。よくある質問のページには、レジュメの添削が含まれるかの記載がありません。

書類を直してほしい方は、最初の面談で範囲を確かめておくと安心です。

求職者と求人企業の間に業界専属コンサルタントが入り、経歴・希望と求人が行き来する流れを示した図
広告主の説明に基づく概念図です。独占求人の有無や数は、公式サイトで確認してください

外資系・グローバル企業への強み

公式ページは、グローバル企業や外資系企業に強みがあると説明しています。この強みが転職にどう関わるのかは、求人の傾向と進め方に分けると整理しやすいでしょう。

外資系求人に見られる傾向

外資系企業の求人は、一般に、担当する業務の範囲と求める経験が具体的に書かれています。成果や専門性で評価される傾向も強めです。日系企業の総合職の募集とは、求人票の読み方が少し違います。

英語の使用は、求人ごとに差が出る部分です。ランスタッドの公式サイトには、日本語を話せなくても応募できるソフトウェア開発の求人を、英語話者向けに案内するページがあります。一方で、日本語が中心の外資系ポジションも少なくありません。

英語力がどの水準で必要かは、面談で担当者に聞くのが確実です。

職務経歴書の書き方にも、外資系ならではの傾向があります。担当した業務の羅列にとどめず、何人のチームをどう動かしたか、どんな数字を動かしたかを、成果とともに具体的に書きます。応募先ごとに強調する経験を入れ替える調整は、コンサルタントに相談できる部分です。

外資系を初めて受ける方は、次の3点を確かめておくと、応募後のずれが減ります。

  • その求人で、英語を使う場面がどれくらいあるか
  • 報告先が日本国内の上司か、海外の拠点か
  • 評価の基準が、成果の数字か、役割の大きさか

転職までの進み方

ランスタッドのよくある質問のページによると、応募から入社までは平均1.5〜2か月です。最短で2週間ほどの人もいれば、6か月以上かける人もいます。期間は大きく変わります。希望する入社時期がある方は、早めに担当者へ伝えてください。

在職中の方が悩むのは、面接の日程調整と、今の会社への退職の伝え方です。公式の流れの説明には、内定の後に退職手続きを含めた入社までの流れを助言してもらえること、入社日の調整と年収交渉を代わりに進めてもらえることが書かれています。

外資系の選考では、書類のあとに複数回の面接が入ることがあります。回数と形式は企業ごとに違います。応募する前に、選考の流れと期間を担当者に確認しておくと、現職の予定とぶつかりません。

対応する業界と職種の範囲

ランスタッドの公式ページは、扱う求人を業界ごとに整理しています。自分の経験がどこに当たるかを先に見ておくと、面談で話が早く進みます。

医療医薬・製造・テクノロジー

専門性が問われやすい3つの分野を、公式ページに書かれている範囲で並べます。

分野公式ページに挙げられている領域
ライフサイエンス医療機器・診断機器・医薬品など
マニュファクチャリング自動車・科学・電気・半導体・機械・エネルギー・航空宇宙・海上など
テクノロジーSaaS・IaaS・PaaS・セキュリティ・アプリ・IoT・コンサルティングなど

ライフサイエンスは、医療機器や医薬品の経験を持つ方が対象です。製造は、自動車から半導体、エネルギーまで幅が広く、技術職のほか、生産管理や品質に関わる管理職の経験も土台になります。テクノロジーは、クラウドやセキュリティといった専門領域に、コンサルティングが加わります。

表の右側は、どれも「など」で終わっています。公式ページが例として挙げた領域です。載っていない領域でも、職種によっては扱いがあります。自分の領域が見当たらないときは、登録の際に経歴を伝えて、紹介の可否を聞いてください。

消費財・管理部門

残る2つの分野は、業界の経験からも、職種の経験からも探せます。

分野公式ページに挙げられている領域
B2C消費財ファッション・高級品・化粧品/食品飲料・家電/代理店・メディアなど
管理部門社内IT・財務・経理・人事・サプライチェーン・マネジメント

消費財には、ブランドや商品を扱う企業のほか、代理店とメディアも入っています。管理部門は、経理や人事のように、業界をまたいで経験が通用しやすい職種です。外資系の管理部門は、一般に、本社の方針に沿って日本の拠点を動かす役割を担うため、組織を動かした実績が見られがちです。

業界を限定せずに探せる分、何を軸に選ぶかを先に決めておきたいところです。事業の規模、報告先、扱う業務の範囲などが、その軸になります。

他のハイクラス転職サービスとの比較

ここでは、ランスタッドと、ハイクラス向けとして名前が挙がる3つのサービスを、各社の公式サイトの記載で並べます。比べるのは、ビズリーチ、リクルートダイレクトスカウト、JACリクルートメントです。公式に記載のない項目は「記載なし」としています。

最初に、仕組みの違いを押さえます。ランスタッドとJACリクルートメントは、担当のコンサルタントが求人を紹介する人材紹介会社の形です。ビズリーチとリクルートダイレクトスカウトは、経歴を登録しておくと企業や担当者から連絡が届くスカウトの形を軸にしています。

求人の幅と独占性の違い

サービス公式サイトに書かれている仕組みと求人の情報
ランスタッド担当のコンサルタントが求人を紹介。企業からの依頼求人の約80%が非公開で、独占求人が多数あるとされる(出典の年は記載なし)
ビズリーチスカウトが届く仕組みに加え、求人への応募もできる。年収1,000万円以上の求人が5割以上(2026年1月末)
リクルートダイレクトスカウト経験や希望を選んでレジュメを作ると、企業やエージェントからスカウトが届く。求人数の記載なし
JACリクルートメントハイクラスの転職エージェントと名乗り、業界と職種ごとの専門チームがある。求人数の記載なし

ランスタッドは非公開求人の割合を、ビズリーチは高年収の求人の割合を示しています。同じ求人の質を表す数字でも、見ているものが違います。数字の大小では比べられません。

独占求人の有無を確かめるなら、登録後の面談で、自分の経歴で紹介できる求人を聞くのが近道です。スカウト型は、経歴を登録した後にどんな連絡が届くかで、求人の幅が分かります。

サポート体制の違い

サービス公式サイトに書かれているサポートの形
ランスタッド登録から入社後までを7つの段階で説明。内定後の条件交渉と退職手続きの助言を含む
ビズリーチ登録ヘッドハンター9,500人以上、導入企業45,800社以上(いずれも2026年7月末)
リクルートダイレクトスカウト企業やエージェントとのやりとりはチャット。スカウトに返信すると面談を受けられる
JACリクルートメント業界と職種に特化したコンサルタントが、複数人でサポートする

ランスタッドが説明するのは、登録から入社後の相談まで、同じ担当者が長く関わる形です。スカウト型は、複数の企業や担当者とやりとりするため、連絡を取捨選択する手間がかかります。その代わり、担当者を選び直しやすく、複数の選択肢を同時に見られる形です。

どちらが優れているかは、転職活動にかけられる時間で決まるものです。日程調整や条件交渉を任せたい忙しい管理職の方はランスタッド。自分のペースで選びたい方はスカウト型。この分け方が実用的です。

対象年収帯の違い

サービス公式サイトに書かれている対象の年収帯求職者の費用
ランスタッド若手から年収800万円以上の管理職まで。年収3000万円以上の求人も扱う登録、相談、紹介はすべて無料
ビズリーチ管理職、スペシャリスト、グローバル人材向けの求人が多い無料でも利用できる。一部の機能は有料会員のみ
リクルートダイレクトスカウト年収200万円以上から5,000万円以上までの区分で求人を検索できる無料登録でスカウトを受け取れる
JACリクルートメント年収500万円以上から2,000万円以上までの区分で検索できる。年齢を問わず登録できる無料転職サポートと記載

年収帯は、各社のサイトにある検索の区分や説明です。サービスを使える年収の条件を示すものではありません。年収800万円前後の方は、4社とも検討の範囲に入ります。

どれから登録するかは、動き方で決められます。担当者と話しながら進めたいならJACリクルートメントかランスタッド、まず自分の市場価値を知りたいならビズリーチかリクルートダイレクトスカウト、という順序が考えやすいでしょう。

費用は、4社とも登録して相談する段階では無料です。ビズリーチだけは、一部の機能が有料会員のみになっています。無料の範囲で何ができ、どこから有料になるのかを、登録前に公式サイトの案内で確認してください。

複数のサービスを併用する考え方

ハイクラスの転職では、一つのサービスに絞るより、仕組みの違う複数を組み合わせるほうが、見える求人の幅が広がります。ランスタッドの公式ページも、併用を制限していません。

複数登録のメリット

ランスタッドのよくある質問のページには、他の人材紹介会社にも登録でき、登録の制限はないとあります。同時に複数の企業へ応募することも可能です。上限はありませんが、計画的な応募を勧められる場合があるそうです。

複数登録の利点は3つあります。

1つ目は、見える求人が増えることです。サービスごとに扱う求人が違います。2つ目は、担当者を比べられることです。同じ経歴でも、担当者によって紹介する求人の質と助言の具体性が変わります。3つ目は、自分の市場での位置が見えやすくなることです。複数の担当者から同じ求人への見方を聞けるからです。

注意

複数のサービスから、同じ企業の求人が紹介されることがあります。同じ求人に別々の経路で応募すると、企業側が混乱しかねません。応募済みの企業は一覧にして管理し、担当者にも伝えてください。

ランスタッドの位置づけ

ランスタッドは、担当者が最初から最後まで関わるエージェント型です。どのサービスを組み合わせるにしても、役割を分けると整理できます。

組み合わせ役割の分け方
ランスタッドとスカウト型1つ担当者と進める軸を1つ持ち、スカウト型で市場の反応を見る
ランスタッドと別のエージェント型1つ担当者を二人にして、紹介される求人と助言の質を比べる
ランスタッドのみ転職に使える時間が限られ、窓口を一つにまとめたい
スカウト型1つとJACリクルートメントランスタッドを使わず、スカウトで届く求人と別のエージェントの紹介を比べる

たとえば、平日の昼間に動けない在職中の方が、ランスタッドで担当者との面談と書類の調整を進めながら、スカウト型のサービスに経歴を登録して市場の反応を確かめる、という使い方があります。担当者から紹介される求人とスカウトで届く求人を並べて見ると、自分の経歴がどの方向で評価されやすいのかが見えてきます。

登録数を増やしすぎると、連絡の対応が追いつきません。担当者と進める軸を1〜2つ、スカウト型を1つ程度にとどめると、管理できる範囲に収まります。

探し方(自分で探す/担当者と進める)と求人の種類(公開/非公開)で、転職サイトとエージェントの位置づけを示した図
位置づけは一般的な目安です

登録前に確認しておきたい点

登録は無料でも、面談の時間は仕事の合間に作ることになります。確認する項目を先に決めておけば、面談は実のあるものになるはずです。合わなければ、早めに見切れます。

年収条件との適合

最初に、現在の年収と希望する年収の範囲を、数字で書き出します。ボーナスや手当を含む総額と、月給の内訳を分けておくと、担当者は求人を絞りやすいはずです。

ランスタッドの案内は、年収800万円以上を中心にしつつ、年収600万円以上と書く箇所もありました。自分の希望が対象と合うかは、登録の時点では分かりません。最初の面談で、次のことをたずねます。

  • 自分の経歴と年収で、今紹介できる求人はあるか
  • 紹介できる求人の年収は、どのあたりの範囲か
  • 年収が下がる可能性のある求人も含まれるか

公式ページには、経験や求人の状況によってはサービスの提供が難しい場合があるとも書かれています。登録しても連絡が来ない、ということはあり得ます。

担当者との相性

担当者との相性は、転職活動の進みやすさを左右する大きな要素です。見る基準を、面談の前に決めておくと判断がぶれません。

  • 経歴を聞いたうえで、その求人を勧める理由を説明してくれる
  • 自分の業界について、具体的な事例や用語で話せるか
  • 年収に加えて、働き方や役割の希望への質問
  • 断った求人の理由が、次の提案に反映される

面談で違和感が残ったら、担当者の変更を相談するか、軸を別のサービスへ移します。1回の面談で決めないでください。2〜3回のやり取りを見たほうが、誤解が減ります。

連絡頻度の希望

在職中の方にとって、連絡の取り方は想像以上の負担になります。勤務中に電話が来る、夜遅くにメールが続く。そんな事態を避けるため、最初に希望を伝えます。

公式ページによると、平日の夜間の相談と、遠方の方向けの電話面談に対応しています。伝えておくのは、連絡の手段、希望する時間帯、1週間あたりの連絡の目安です。

個人情報の扱いについても、公式ページに説明があります。登録した情報は、許諾なく求人企業に開示されません。現在の勤務先に知られたくない方は、応募の前に、どの企業へ自分の情報が渡るのかを担当者に確かめてください。

登録から内定までの流れ

ランスタッドのご利用の流れのページは、登録から入社後までを7つの段階で説明しています。

  1. ランスタッドに登録する
  2. キャリアコンサルティング(面談)を受ける
  3. 求人の紹介を受ける
  4. 書類選考
  5. 面接の日程を調整する
  6. 内定と退職の手続き
  7. 入社後も相談できる

各段階の所要期間は、ページに書かれていません。応募から入社までの平均は、先ほどのよくある質問にある1.5〜2か月が目安です。

登録と面談

登録すると、転職活動を担当するコンサルタントから連絡が来ます。経験、スキル、希望、悩みを聞き取り、適性を分析して今後のキャリアの道筋を検討するのが、面談の役割です。

登録の前に、次のものを手元に用意しておくと、話が早いでしょう。

  • 直近の職務経歴と担当した業務の成果
  • 現在の年収と、希望する年収
  • 転職のきっかけを一言で説明できるようにする
  • 譲れない条件(勤務地、働き方、役割など)

面談は平日の夜間にも行われ、遠方の方は電話でも受けられます。経歴を一度整理しておけば、複数のサービスで同じ説明を繰り返す手間も減ります。

求人紹介と選考対策

面談のあとは、経歴とキャリアの希望をもとに、企業が求める人物像や社風と照らして求人が紹介されます。気になる求人があれば、応募先を想定した職務経歴書の調整について助言が受けられるのも特徴です。

書類選考では、応募の意思を確認したうえで、ランスタッドが企業に選考を依頼します。推薦状が添えられ、書類だけでは伝わらない強みも企業に届けられるそうです。結果は企業からランスタッドに届き、分かり次第、本人に伝えられる流れです。

書類選考を通ると、ランスタッドが企業と調整して面接の日程を決め、コンサルタントが企業の社風と想定される面接の内容を助言します。

外資系の面接では、これまでの成果を数字で話せるかが問われやすい傾向です。面談の段階で、実績の数字を整理しておきましょう。

内定後の条件交渉

最終面接に通って内定が出たら、現在の会社の退職手続きを含めて、入社までの流れに助言を受けられます。入社日の調整と年収の交渉も、代わりに進めてもらえます。

年収の交渉は、自分から企業に直接言いにくい部分です。第三者が間に入ると、希望を角の立たない形で伝えられます。ただし、結果は企業の判断しだいで、希望どおりになるとは限りません。

入社後も、コンサルタントの支援は続きます。仕事の不安やキャリアの方向性を相談でき、業界の最新の動向も受け取れるというのが、公式ページの説明です。

登録から内定までの5段階と、面談で希望年収を伝え内定時に条件を確認する場面を示した図

よくある質問

登録の前によく出る2つの疑問に答えます。内容は、ランスタッドの公式ページの記載が根拠です。

登録に費用はかかる?

求職者の費用はかかりません。ランスタッドの転職支援サービスのページには、転職を希望する方の登録、相談、紹介などはすべて無料とあります。よくある質問のページにも、サービスの利用はすべて無料と書かれています。

人材紹介会社は、一般に、採用が決まった企業から手数料を受け取る仕組みです。求職者が支払う必要はありません。料金の条件は変わることがあるため、登録の際に公式ページで最新の表記を確認してください。

在職中でも相談できる?

在職中でも相談できます。公式のよくある質問には、今の転職活動を続けながら利用でき、担当のコンサルタントが活動状況を確認して無理のない日程を組む、とあります。

平日の夜間の相談や電話での面談にも対応しているので、勤務時間との両立もしやすいでしょう。内定後は、現在の会社の退職手続きを含めて、入社までの流れを助言してもらえます。

転職活動を会社に知られたくない方は、連絡先に私用のメールアドレスと携帯電話を使いましょう。連絡してよい時間帯も、最初に伝えておくと安心です。

まとめ

選ぶ判断基準と登録前の次の一歩

ランスタッドは、年収800万円以上の管理職や専門職で、外資系やグローバル企業を視野に入れている方に向く、担当者と進める形の転職サービスです。公式ページには、企業からの依頼求人の約80%が非公開であること、登録から入社後まで支援が続くこと、求職者の費用がかからないことが書かれています。

選ぶときの判断基準は、次の4つです。

  • 自分の経歴で、紹介できる求人が具体的に挙がるか
  • 担当者の、自分の業界への理解の深さ
  • 対応する業界と職種に、自分の経験が含まれているか
  • 連絡の頻度と手段の、在職中の生活との相性

登録の前に、次の準備をしておくと、最初の面談から話が進みます。

  1. 直近の職務経歴と成果を、数字を入れて書き出す
  2. 現在の年収と、希望する年収を決める
  3. ランスタッドの公式ページで、自分の業界と職種が対応範囲に入っているかを見る
  4. 比較したいサービスを1〜2つ選び、それぞれの公式サイトで費用と仕組みを確認する

登録後の最初の面談では、紹介できる求人、独占求人の有無、担当者の経験の3点を聞いてください。面談の内容が期待と合うかを見てから、併用するサービスを決めても遅くありません。

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