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atGPが向いている人と他社を比べたい人
障害者手帳を持っていて、関東・関西・名古屋のいずれかで転職を考えているなら、atGPエージェントは最初に話を聞く一社の候補になります。公式サイトでは、キャリアプランナーが個別相談から求人紹介、応募、面接の日程調整までを担当し、利用料は無料と案内されています。
ただし、求人の紹介は取り扱いの状況によって難しい場合があると、公式サイトにも書かれています。登録すれば必ず求人が紹介される、あるいは採用が決まるというサービスではありません。この記事では、公式サイトに書かれている内容と、書かれていない内容を分けて整理します。第三者の口コミを探している方は、別の情報源もあわせて見てください。
はじめての転職の方
はじめての転職で多いのは、職務経歴書をどう書けばよいか分からない、面接で障害のことをどこまで話すか決められない、という迷いです。一般の求人サイトでは、応募の段階でこの2点を自分一人で決めなければなりません。
atGPエージェントの公式ページには、相談は1〜2時間ほどで、オンライン・電話・対面から選べると書かれています。面接については、志望動機や自己PRのアドバイス、本番を想定した模擬面接、面接後の振り返りが挙げられています。書類や面接で手が止まっている方にとっては、一人で抱えずに済む点が利点です。
結論
はじめての転職で、書類と面接の両方に不安がある方は、相談の場がある専門エージェントに、一度登録して話を聞いてみるのもひとつの方法です。登録は無料。合わないと感じたら、そこで止めれば済みます。
反対に、応募したい企業がすでに決まっていて、自分で書類も面接も進められる方には、エージェントを通す手間のほうが大きくなることがあります。その場合は、求人の検索機能や企業への直接応募のほうが早く進みます。
他社も見たい方
障害者向けの転職エージェントは複数あり、扱う求人や得意な地域、担当者の対応にはそれぞれ差があります。atGPが運営するサイトの解説記事でも、担当者によって質に差が出ることがあるため、複数のエージェントに登録して比べるとよいと説明されています。
他社と比べるときは、次の5つを同じ順で見ると違いが分かります。
- 自分が住んでいる地域や、働きたい地域の求人が紹介されるか
- 非公開の求人がどれくらいあり、どんな職種が中心か
- 書類や面接の支援が、どこまで含まれているか
- 登録から連絡が来るまでの日数と、連絡の方法
- 障害の種類や手帳の種類で、紹介できる範囲に差が出るか
比較表と登録前の確認事項は、後半に載せました。atGPだけを見て決めるより、他社も同じ表で見たほうが、自分に合うかどうかを判断しやすくなります。

atGPとは何か
atGP(アットジーピー)は、障害のある人向けの求人情報と転職支援を扱うサービスの名前です。トップページには、求人を検索する、求人を紹介してもらう、スカウトを受ける、就労移行支援といった入口が並んでいます。この記事で扱う「エージェント」は、そのうち求人を紹介してもらうサービスにあたります。
運営会社の実績
運営しているのは、株式会社ゼネラルパートナーズです。公式の会社概要によると、設立は2003年4月9日、本社は東京都港区西新橋にあります。事業内容は、障害者向けの総合就職・転職サービスを柱に、求人情報サービス、人材紹介サービス、就労移行支援、就労定着支援などです。
atGPエージェントのページでは、20年以上積み上げてきたノウハウをもとに、障害特性や配慮事項を踏まえて支援すると案内されています。同じページには、障害者雇用サービスの業界でNo.1という表記もあります。これは運営会社が示している数字で、調査の時期や対象の条件は公式サイトの注記に書かれています。比較の材料にするなら、注記まで読んでから判断してください。
紹介された人数や就職が決まった割合は、確認できた範囲では公式ページに載っていません。実績を知りたい場合は、相談の場で直接たずねるのが確実です。
出典として、運営会社の会社概要は 株式会社ゼネラルパートナーズ 会社概要 で確認できます。
障害者雇用の専門性
専門性の中身として、公式サイトが挙げているのは大きく3つです。障害特性や配慮事項を踏まえた求人の紹介、面接や書類に関する支援、そして企業の担当者や就労移行支援事業所と連携した入社時の支援です。
一般的な転職エージェントは、障害を開示しない一般枠の求人が中心になりやすいといわれます。一般枠で入社すると、配慮が必要なことが職場に伝わらず、働き続けにくくなる場合があります。障害を開示して働く前提で求人を探したい方にとっては、専門のエージェントを選ぶ意味があります。
障害者の就職・転職に精通したキャリアプランナーが、個別相談を通じて求人とのマッチングを行うと案内している。
atGPエージェント公式ページ
なお、公式サイトでは、障害の種類や年齢に制限はないとしつつ、十分な配慮ができない場合もあると断っています。専門性が高いことと、どんな人にも合うことは別の話です。
対応エリアの確認
この記事は、関東・関西・名古屋にお住まいか、その地域で働きたい方を対象にしています。対象のエリアは、公式サイトの拠点と相談方法の案内で確認できます。
関東・関西・名古屋の範囲
公式ページに記載のある拠点は、本社が東京、関西支社が大阪の梅田周辺、名古屋支社が栄・久屋大通周辺です。この3か所が、記事の対象エリアの根拠になります。
| エリア | 拠点 | 公式ページの最寄り駅の記載 |
|---|---|---|
| 関東 | 東京の本社 | 内幸町駅、新橋駅、虎ノ門駅、霞ケ関駅など |
| 関西 | 関西支社 | 大阪駅、梅田駅 |
| 名古屋 | 名古屋支社 | 久屋大通駅、栄駅 |
上の表は、相談を対面で受けられる場所の目安を整理したものです。公式ページでは、現在はオンラインや電話でも相談を実施していると書かれています。拠点が遠くても、まずはオンラインで話を聞くことはできます。
なお、紹介される求人がどの都道府県のものかについては、確認できた範囲で公式ページに地域の限定は書かれていませんでした。拠点の近くに住んでいても、希望する職種の求人が出ているかは、相談してみないと分かりません。
エリア外の場合の考え方
関東・関西・名古屋の外に住んでいる場合、登録できるかどうかは公式サイトで確認してください。公式ページに地域の制限は書かれていませんが、紹介できる求人の数は地域によって差が出ると考えておくほうが安全です。
障害者向けのエージェントは首都圏や都市部の求人が中心になりやすく、地方では求人の幅が狭くなる傾向があると、atGPの解説記事でも触れられています。対面の面談が難しい地域なら、オンライン面談に対応しているかも見てください。
地元で働きたい方は、エージェントと並行して、ハローワークの障害のある人向けの窓口や、地域の就労支援機関も選択肢に入れると、情報が偏りません。エージェントに登録することと、それ以外の窓口を使うことは両立できます。
求人の特徴
エージェントを選ぶ理由として大きいのは、求人の中身です。atGPエージェントについて公式ページで読み取れる特徴は、非公開の求人が中心であることと、障害特性や配慮事項を考えた紹介がうたわれていることです。
非公開求人の内容
公式ページには、サイト上では公開されていない、atGPエージェントでしか紹介できない求人を中心に紹介すると書かれています。相談の中で希望に合う求人があれば、その場で紹介されることもあるそうです。
非公開求人の件数や、業種ごとの内訳は公式ページに載っていません。事務、IT、営業、製造など、どの職種が多いのかは、登録して希望を伝えたうえで聞くしかありません。運営会社の案内にある「優良企業の求人多数」という表現も、自己紹介にあたり、数字の裏付けは確認できていません。
注意
非公開求人があると案内されていても、希望の職種や地域の求人が出ているかは別です。登録後の最初の連絡で、希望に近い求人があるかを聞いておくと、見込み違いを早く減らせます。
また、公式ページには、取り扱い求人の状況によって、相談や紹介が難しい場合があるとも書かれています。条件が絞られているほど、紹介が出にくくなる可能性は頭に入れておいてください。
配慮や職務調整のある求人
障害のある人の転職では、給与や職種と同じくらい、配慮の中身が大事です。通院のための休みや勤務時間の調整、業務の切り出し、オフィスの環境といった条件は、企業ごとにかなり違います。
atGPは、運営会社が障害者雇用の支援を専門に続けてきたことから、配慮や勤務時間、職務の調整について企業側の事情を把握していると案内されています。ただし、個別の求人がどんな配慮に対応しているかは、求人ごとに違います。公式ページの記載から言えるのは、配慮事項を踏まえて求人を紹介する方針だというところまでです。
事業主には、障害のある人が働くうえでの合理的配慮を提供する義務があります。ただ、どこまで対応できるかは、企業の規模や業務の内容で差が出ます。応募の前に、自分に必要な配慮が実際にできる職場かどうかを、キャリアプランナー経由で確かめてもらうことが、入社後のミスマッチを減らす近道です。
専任コンサルタントの支援内容
atGPエージェントでは、担当者を「キャリアプランナー」と呼んでいます。この記事では、専任のコンサルタントと呼びます。公式ページに書かれている支援は、応募手続きの代行、面接日程の調整、面接の対策、内定後の入社日や退職の相談、入社後の状況確認です。
書類の書き方の支援
書類の支援について、公式ページから確認できたのは、応募手続きや選考結果の連絡をキャリアプランナーが行うという点までです。履歴書や職務経歴書の添削を明記した箇所は、確認できた範囲にはありませんでした。
一般に障害者向けのエージェントは、応募書類の添削を行うことが多いとされています。atGPで書類の添削がどこまで受けられるのかは、最初の相談で確認してください。聞いておきたいのは、添削を受けられるか、書き直しは何回までか、障害や配慮について書類にどう書くかも相談できるか、の3点です。
職務経歴書に障害や通院のことを書くかどうかは、迷いやすい部分です。企業へ伝えるべき内容と、面接で口頭で伝える内容を分けて整理しておくと、書類が長くなりすぎません。
面接の進め方の支援
面接の支援は、公式ページに比較的具体的に書かれています。志望動機と自己PRのアドバイス、本番を意識した模擬面接、面接後の振り返りの3つです。
障害のある人の面接では、仕事の経験に加えて、障害の状態と必要な配慮をどう説明するかが問われます。公式ページでは、強みや障害の状態、必要な配慮を、うまく伝えられるように支援するとしています。伝え方の具体的な方法は載っていないため、相談の場で、自分の場合の言い方を聞いてみてください。
面接では、経験や志望動機に加えて、障害や配慮に関する質問が出ることがあります。たとえば次のような質問です。模擬面接を使うなら、これらに声に出して答える練習をしておくと、本番で言葉が詰まりにくくなります。
- 転職を考えた理由と、次の職場で実現したいこと
- これまでの仕事で任されていた業務と、工夫した点
- 働くうえで必要な配慮と、その理由
- 体調が悪くなったときの対処と、周囲に頼みたいこと
面接の日程調整もキャリアプランナーが行います。在職中に転職活動をする場合、日程のやり取りを任せられるのは、時間の面で助けになります。内定後は、入社日の調整や今の職場の退職についての相談にも応じるとのこと。

はじめての転職で不安なこと
転職が初めてだと、不安は具体的な形になる前に大きくなりがちです。ここでは、よく出てくる迷いを、登録前に自分で整理できる形に分けます。
何から始めればよいか
最初の一歩は現状の整理です。応募に進むのは、そのあとで十分です。次の3つを紙かメモアプリに書き出すと、相談の時間を有効に使えます。
- 今の仕事や過去の仕事で、経験した業務と期間
- 転職したい理由と、今回は譲れない条件
- 手帳の種類と、通院や服薬など生活面で守りたいこと
書き出すときは、きれいな文章にする必要はありません。箇条書きの断片で十分です。相談では、その断片を見せながら話せば、聞き取りが進みます。
気持ちの面では、すぐに転職を決めなくてかまいません。相談だけして、今は動かないと決めることもできます。登録は無料なので、情報収集の段階で使っても構わないでしょう。
配慮を伝える準備
配慮の伝え方で難しいのは、していただきたいことが多すぎて伝わらない、あるいは遠慮して何も言えない、という両極端になりやすい点です。準備のコツは、配慮を2種類に分けておくことです。
- 必要な配慮は、これがないと働き続けにくいものです。たとえば定期的な通院日の休みや静かな席があります。
- あると助かる配慮は、なくても働けるが、あれば楽になるものです。
面接や選考の段階では、必要な配慮を中心に伝えます。あると助かる配慮は、入社後に職場の様子を見ながら相談する形でもかまいません。
配慮の伝え方は、障害の状態を説明するだけで終わらせず、どうすれば自分が力を出せるかまで添えると、企業側も判断しやすくなります。たとえば、午前中に体調が安定しやすいので、重要な作業は午前に割り当ててもらえると助かる、といった形です。
登録から求人紹介までの流れ
公式ページには、登録から入社後までの流れが6段階で示されています。会員登録、転職相談の案内、個別相談と求人紹介、応募と面接、内定と入社、入社後のフォローの順です。ここでは、登録から求人紹介までの前半を詳しく見ていきます。
| 段階 | 内容 | 目安・補足 |
|---|---|---|
| 1 会員登録 | インターネットで無料登録 | 手帳の種類や障害の状況などを入力 |
| 2 相談の案内 | 転職相談の連絡と、相談方法の希望確認 | 登録から5営業日が目安 |
| 3 個別相談と求人紹介 | キャリアプランナーとの面談 | 1〜2時間ほど。オンライン・電話・対面 |
| 4 応募と面接 | 応募手続きと日程調整は担当者が行う | 面接対策あり |
上の表は、公式ページの6段階のうち前半の4つを、補足とあわせて整理したものです。後半の内定、入社、入社後のフォローは、公式ページで定期的な状況確認まで案内されています。
仮登録と本登録
オンラインでの登録は、最初に基本的な情報を入力する仮の登録から始まり、そのあと本登録に進む二段階になっている場合があります。atGPの登録画面でどう表示されるかは、公式の登録フォームで確認してください。
ここで押さえたいのは、仮登録だけで止めると、相談や求人紹介に進めない可能性があることです。連絡が来るのは、登録が最後まで完了したあとだと考えて、本登録まで済ませておくと、その後の案内がスムーズです。
入力する内容は、氏名や連絡先のほかに、障害の種類、手帳の種類、希望する働き方などです。一般に、エージェントへの登録では、詳しく正確に書くほど、合う求人を紹介してもらいやすいとされています。わからない項目は空欄にせず、相談で聞く前提で、現時点の状況をそのまま書いてかまいません。
ポイント
登録は公式サイトの登録ページから、ご自身で行います。入力内容が相談と求人紹介の土台になるので、連絡先とメールの受信設定は特に間違えないようにしてください。
本人確認と面談
本登録の過程で、本人確認の手続きが入る場合があります。どんな書類や方法が使われるかは、画面の案内に従って進めるのが確実です。手帳の写真など、手元に準備が必要なものがあるかもしれないので、登録の前に手帳の情報が分かるものを近くに置いておくと、途中で止まりません。
登録が済むと、5営業日を目安に転職相談の案内が届きます。ここで相談方法の希望を聞かれます。オンライン、電話、対面のどれにするかは、体調や通勤のしやすさで決めましょう。途中で変えられるかどうかは、相談のときに聞けます。
面談は1〜2時間ほどです。職歴、希望条件、障害の状態と必要な配慮、今後のキャリアの考えなどが話題になります。長めの時間なので、疲れやすい方は、時間帯を午前や午後の体調のよいほうに寄せるよう伝えておくとよいです。
求人紹介
面談の中で、希望に合う求人があれば、その場で紹介されることがあります。紹介の中心は、公開されていない求人です。
紹介できる求人がない場合も、その旨はメールで連絡があると、公式ページには書かれています。紹介がなかった場合は、希望条件を緩めるべきか、時期を待つべきか、他のサービスも並行して使うべきかを、連絡を受けた時点で考え直す機会になります。
紹介された求人を見送りたいときは、理由を具体的に伝えるのがコツです。通勤時間が長い、仕事内容が希望と違う、配慮の面で不安がある、といった理由が分かると、次に紹介される求人の精度が上がります。断ること自体は失礼にあたりません。
紹介された求人に応募するかどうかは、自分で決められます。迷ったときは、その求人で必要な配慮ができるか、通勤時間と勤務時間は無理がないか、仕事内容が経験とつながるかの3点を見て、キャリアプランナーに質問してください。応募を決めると、手続きと日程調整は担当者が進めます。

他の障害者向けエージェントとの違い
他のエージェントと比べるとき、気をつけたいのは、どのサービスにも得意な領域があるという点です。サービスの名前や広告の表現より、求人、サポート、エリアの3つの軸で見ると、自分に合う順が見えてきます。
下の表は、比較するときの見方を整理したものです。他社の個別の内容は、各社の公式サイトで確認して、同じ見方で比べてください。
| 比べる軸 | atGPエージェントの公式ページで確認できた内容 | 他社を見るときの確認点 |
|---|---|---|
| 求人 | 非公開求人が中心。件数は未掲載 | 求人の件数と職種の内訳が示されているか |
| サポート | 面接対策、日程調整、入社後の状況確認 | 書類添削の有無と、入社後の支援の範囲 |
| エリア | 東京・大阪・名古屋に拠点。オンライン・電話の相談あり | 拠点の場所と、地方の求人の扱い |
| 費用 | 求職者は無料 | 求職者に費用がかからないか |
| 対象 | 3種類の手帳のいずれか。申請中は利用できる可能性 | 手帳の種類や障害種別による制限 |
求人の違い
求人の違いは、非公開か公開か、職種が広いか絞られているか、企業の規模はどうか、という3点で見えてきます。atGPは非公開求人が中心と案内されていますが、他社も非公開求人を扱っていることが多く、非公開だから特別に良いとは限りません。
比べるときのコツは、同じ希望条件を各社に伝えて、紹介される求人を並べることです。職種、勤務地、勤務時間、年収の目安を同じ条件にして相談すると、求人の幅が実際に見えてきます。
同じ希望条件で相談したあとは、次の3点を各社で見比べます。紹介された求人の数、希望との一致度、そして紹介の理由を説明してくれたかどうかです。理由を丁寧に説明してくれるエージェントほど、こちらの希望を理解している可能性が高く、その後のやり取りも進めやすくなります。
数字で比較したくなりますが、件数が多いことと、自分に合う求人が多いことは同じではありません。件数より、希望に近い求人が実際に出てくるかで判断してください。
サポートの違い
サポートでは、書類の添削、面接対策、配慮の交渉、入社後の支援のどれが含まれるかを確認します。atGPエージェントの公式ページで確認できたのは、面接対策、日程調整、内定後の相談、入社後の状況確認です。
担当者との相性も、サポートの質に直結します。atGPの解説記事でも、担当者によって質に差が出ることがあると触れられています。相談の最初の数回で、質問に具体的に答えてくれるか、希望を聞いたうえで提案してくれるかを見てください。合わないと感じたときに、担当者の変更を相談できるかも、聞いておくと安心です。
atGPには、エージェントのほかに、スカウトを受けるサービスもあります。公式ページによると、登録情報に合う求人の連絡を企業から受ける形で、忙しい人や求職活動の負担を減らしたい人に向けたサービスと位置づけられています。自分で探すのか、紹介を受けるのか、連絡を待つのか。使い分けは、この3択です。
スカウトの詳しい内容は atGP転職のスカウトページ で確認できます。
エリアの違い
エリアは、拠点の場所と、紹介される求人の勤務地の2つに分けて見ます。atGPは東京、大阪、名古屋に拠点があり、オンラインや電話でも相談できます。
全国に拠点を持つエージェントもあれば、特定の地域に強いところもあります。自分が働きたい地域の求人を、どのエージェントが多く持っているかは、事前に公式サイトで分かる範囲が限られるため、相談で直接聞くのが早いです。
通勤が難しい体調の方は、在宅勤務や、出社が少ない働き方の求人があるかも、エリアとあわせて確認してください。拠点の近さと、通える職場の近さは、別の条件です。
向いている人と向かない人
ここまでの内容を、向いている人と、他を検討したほうがよい人に分けて整理します。どちらに近いかを見て、登録するかどうかの判断に使ってください。
向く条件
次の条件に当てはまる方は、atGPエージェントに相談する意味が大きいと考えられます。
- 障害者手帳をお持ち、または申請中で、関東・関西・名古屋のいずれかで働きたい
- 転職が初めてで、書類や面接をプロに相談しながら進めたい
- 応募の手続きや面接日程の調整を、担当者に任せたい
- 公開されていない求人も含めて、紹介を受けてみたい
- 配慮の伝え方を、練習しながら決めたい
在職中で時間が限られている方なら、日程調整を任せられる点が合うでしょう。また、障害を開示して働く前提で求人を探したい方は、専門のエージェントのほうが、条件に合う求人を見つけやすくなります。
他を検討したい条件
反対に、次のような場合は、他のサービスも並行して検討したほうが納得しやすくなります。
- 関東・関西・名古屋の外で、地元の求人を中心に探したい
- 応募したい企業がすでに決まっていて、直接応募で十分
- 障害を開示せず、一般枠を中心に探したい
- 書類の添削を細かく受けたいが、その有無を確認できていない
- まず自分のペースで求人を見たいだけで、面談の時間を取りたくない
これらに当てはまっても、atGPを使えないというわけではありません。ただ、求人の紹介が少なかったり、サービスの形が合わなかったりする可能性があります。その場合は、求人の検索機能やスカウト、ハローワーク、他のエージェントといった、別の手段と組み合わせると進めやすくなります。
注意
どのサービスでも、採用や求人の紹介は保証されません。atGPも同じで、希望条件が絞られていると、紹介が難しい場合があると公式に明記されています。

登録前の準備
登録前の準備で、最初の相談の質が変わります。必要なのは、手元にあるものの整理だけ。
希望条件の整理の仕方
希望条件は、譲れない条件、できれば叶えたい条件、どちらでもよい条件の3段階に分けます。すべてを希望にすると、紹介される求人が極端に減りますし、すべてを妥協すると、入社後に続かなくなります。
| 項目 | 譲れない条件の例 | 叶えたい条件の例 |
|---|---|---|
| 働き方 | 週の勤務日数、フルタイムか短時間か | 在宅勤務の日数 |
| 勤務地 | 通勤にかけられる時間の上限 | 最寄り駅からの距離 |
| 仕事内容 | 避けたい業務。電話対応が多い仕事など | 経験を生かせる職種 |
| 待遇 | 最低限の月収 | 賞与、昇給の見込み |
上の表の項目を、自分の言葉で埋めてみてください。譲れない条件は3つまでに絞ると、キャリアプランナーも求人を探しやすくなります。条件が多いほど、紹介できる求人は少なくなるからです。
収入の希望は、今の給与に加えて、生活に必要な金額から逆算して決めます。障害年金などの収入がある方は、就労によって受け取りがどう変わるかも、事前に確認しておくと、働き方の希望が現実に近くなります。
配慮事項のメモの作り方
配慮事項のメモは、面談でも面接でも使えます。書き方は、状況、困りごと、希望する配慮の3つを1セットにします。
- 状況は、どんな場面かを書きます。たとえば長時間の座り作業が続くときです。
- 困りごとは、その場面でどうなるかを書きます。たとえば集中が切れてミスが増えます。
- 希望する配慮は、どうしてほしいかを書きます。たとえば1時間ごとに5分の休憩です。
このように場面ごとに書いておくと、企業にとっても、実際に何をすればよいかが想像しやすくなります。症状の名前だけを伝えても、話は進みません。具体的な場面と対応まで添えてください。
メモには、通院の頻度、服薬の影響、体調が崩れやすい時間帯なども入れておくと便利です。ただし、全部を企業に伝える必要はありません。何をどこまで伝えるかは、キャリアプランナーと相談して決められます。手帳や診断書で証明できる内容は、手元に控えておいてください。
よくある質問
登録の前によく出る疑問のうち、公式ページで確認できる範囲のものを答えます。
障害者手帳は必要?
atGPエージェントの公式ページでは、身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳のいずれかが必要とされています。障害の種類や年齢の制限は設けられていません。
手帳を申請中の方も、利用できる可能性があるそうです。ただし、その場合に紹介できる求人の範囲や条件がどうなるかまでは、公式ページに載っていません。申請中の方は、登録の前後で、現在の状況を正直に伝えて確認してください。
手帳をお持ちでない場合や、取得を迷っている場合は、先に手帳の取得について自治体の窓口や医療機関に相談する流れになることが多いです。手帳の要件は、公式サイトで最新の内容を確認してください。
連絡が取れない時は?
登録から5営業日を目安に連絡が来ると、公式ページに書かれています。紹介できる求人がない場合も、メールで連絡があるとされています。
5営業日を過ぎても連絡がないときは、まず次を確認してください。
- 登録したメールアドレスに誤りがないか
- 迷惑メールのフォルダに、案内が入っていないか
- ドメイン指定受信などの設定で、メールが届かなくなっていないか
- 電話番号を登録した場合、知らない番号からの着信を拒否していないか
上の4つに問題がなければ、公式サイトの案内に沿って連絡してください。連絡先は公式サイトに載っているものだけを使い、他のサイトに掲載された連絡先には送らないようにしましょう。また、連絡が取れない状態が続くと、紹介が進まなくなることがあるので、メールは定期的に確認する習慣を付けておくと安心です。
まとめ
判断のポイントと登録前の次の行動
atGPエージェントは、障害者手帳を持ち、関東・関西・名古屋で転職を考える方にとって、非公開求人の紹介と、書類以外の応募手続きや面接の支援が受けられる選択肢です。利用料は無料と案内されており、はじめての転職でも相談から始められます。
一方で、書類添削の範囲、非公開求人の件数、紹介実績の数字は、確認できた範囲で公式ページに書かれていません。業界No.1や20年以上のノウハウといった表現は、運営会社の案内として受け止め、相談の場で中身を聞いて判断してください。
登録の前に、次の4つを済ませておくと、無駄がありません。
- 公式サイトで、拠点とオンライン相談の対応状況、手帳の条件を最新の内容で確認する
- 経験した業務、転職したい理由、譲れない条件を3つまでメモにする
- 配慮事項を、状況、困りごと、希望する配慮の順で書き出す
- 他の障害者向けエージェントも1〜2社、同じ軸で比べる候補に入れる
登録は、公式の登録ページからご自身で進めます。仮登録の後は本登録まで進まないと、相談の案内が届かない場合があります。紹介や採用の結果は保証されないので、気になる点は、最初の相談で遠慮なく質問してください。
atGPエージェントの最新の案内は atGPエージェント 公式ページ で確認できます。


