遺品整理で出た骨董品の売り方|査定前の注意と出張査定の流れ

遺品の骨董品は 捨てる前に査定 掛軸・茶道具・陶磁器 暮らし・住まい

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実家の片付けや遺品整理で、掛軸、茶道具、陶磁器といった古い品が出てくると、価値があるのか、ただの古道具なのか、見ただけでは分かりません。分からないまま処分してしまい、あとから高く評価される品だったと知って後悔する人は少なくありません。

この記事では、遺品整理で出てきた骨董品を手放すときの順番を整理します。最初にすること、価値を左右する要素、品目ごとの見られ方、査定の前にしてはいけないこと、売り方の選び方、福ちゃんの出張査定を使うときの確認事項、遺品整理の段取りへの組み込み方まで、順に説明します。評価の見方は買取店によって異なるため、一般的な考え方と福ちゃんの案内を分けて書きます。

結論

遺品の骨董品は捨てる前にまとめて査定に出す

結論

遺品整理で出てきた古い品は、捨てる前に、まとめて専門の査定に出して価値を確かめるのが安全です。 価値が分からなくても、その場で処分する必要はありません。

骨董品は、見た目の古さや汚れだけでは価値が分かりません。素人目には古びた箱や色あせた掛軸でも、作者や来歴によって評価される場合があります。一方で、立派に見えても、評価がつきにくい品もあります。

判断を誤りやすい理由は、価値を決める要素が目に見えない部分にあることです。作者の落款、箱書き、窯元の銘、制作された年代などは、専門の知識がなければ読み取れません。

遺品整理は、短い期間で多くの物を処分する必要があり、1点ずつ調べる時間はなかなか取れません。そこで、骨董品らしい品を先に分けて、まとめて査定に出すという手順が役に立ちます。捨てる前の一手間で、後悔を避けられます。

価値が分からなくても査定を頼んでよい理由

価値が分からない品でも、査定を頼んで構いません。査定を頼むこと自体に、遠慮は要りません。

福ちゃんの骨董品買取のページでは、骨董品に詳しい専門の査定員が査定し、真贋の判断も査定員が行うと案内されています。作者や来歴が分からなくても、査定員が見て判断してくれるので、自分で調べる必要はありません。

また、査定料、出張料、キャンセル料といった手数料はかからないと案内されています。費用がかからないなら、価値が分からないまま迷っている段階で査定を頼む負担は小さくなります。

査定を受けても、その場で売る義務はありません。提示額に納得できなければ、断って手元に残せます。価値を知ることと、売ることは、別の判断として切り分けて考えてください。

遺品整理で骨董品が出てきたら最初にすること

処分する物と骨董品らしい物を先に分ける

遺品整理で最初にすることは、処分する物と、骨董品らしい物を分けることです。全体を一度に片付けようとせず、骨董品らしい物を先に取り分けます。

骨董品らしい物の目安は、次のとおりです。

  • 掛軸や巻物、額に入った書画。
  • 茶碗、茶入、釜、鉄瓶など、茶道や煎茶に使う道具。
  • 皿、壺、花瓶など、古い陶磁器。
  • 古い絵画や、西洋風の置物、装飾品。
  • 勲章や徽章。

判断に迷う品は、迷ったまま取り分けて構いません。取り分ける作業に、正確さは要りません。後で査定員に見てもらうための候補を、広めに集めておくのが目的です。

取り分けた品は、他の遺品と混ざらないように、別の部屋や棚にまとめます。誤って処分してしまうことを防げます。

箱・書付・鑑定書など一緒にあった物を残す

骨董品は、本体に加えて、一緒にあった付属品も評価に関わります。箱、書付、鑑定書、購入時の書類などは、捨てずに残してください。

特に大切なのが、品物を納めていた箱です。箱の蓋の裏や側面に、作者の名前や品名が書かれていることがあります。こうした箱書きは、品の来歴を示す手がかりになります。

付属品を残すときの注意点は、次のとおりです。

  • 箱と中身を、離さずに一緒に保管する。
  • 箱が傷んでいても、捨てない。
  • 紙や布の包み、手紙、メモも、捨てずに残す。
  • 保証書や領収書があれば、一緒にまとめる。

付属品が見当たらない場合は、他の箱や引き出しに入っていないかを探してみます。見つからなくても、本体だけで査定は受けられます。

売ることを相続人どうしで話し合っておく

遺品を売る前に、相続人どうしで話し合っておくことは大切です。売ってしまった後に、誰かが「残してほしかった」と感じると、家族の関係に影響する場合があります。

話し合っておくことは、次のとおりです。

  • どの品を売り、どの品を残すか。
  • 形見として引き継ぎたい品があるか。
  • 売って得たお金を、どう扱うか。

相続した品の扱いや、売って得たお金の税金については、状況によって異なります。ここでは一般的な考え方にとどめ、詳しいことは国税庁の情報や、税理士などの専門家に確認してください。

話し合いは、品物を広げて、みんなで見ながら行うと進めやすくなります。写真を撮って共有し、遠方の家族にも見てもらう方法もあります。

骨董品の価値を左右する要素

作者・窯元・流派が分かるか

骨董品の価値を大きく左右する要素の1つが、作者、窯元、流派が分かるかどうかです。誰が作ったのかが分かると、評価の根拠になります。

掛軸なら、書や絵を描いた作者の名前と、その印である落款があります。陶磁器なら、窯元の名前や銘が、底や側面に記されています。茶道具なら、作者のほか、どの流派で使われたかが手がかりになります。

作者が分かっても、その人の評価が高いとは限りません。同じ作者の作品でも、出来や状態によって評価は変わります。

作者が分からない品でも、査定は受けられます。専門の査定員は、作風や材質、技法から判断できる場合があります。自分で読み取れなくても、あきらめる必要はありません。

制作された年代と希少性

制作された年代も、評価に関わります。一般に、古い時代の品ほど、残っている数が少なく、希少性が高くなります。

ただし、古ければ価値が高いわけではありません。古くても大量に作られた品は、希少とは言えません。逆に、比較的新しくても、作り手が限られている品は、評価されることがあります。

年代は、箱書きや、素材の風合い、技法などから、専門家が推定します。自分で正確に判断するのは難しいので、年代が分からなくても心配は要りません。

希少性は、市場での需要にも左右されます。需要は時期によって変わるので、同じ品でも、査定の時期によって評価が違う場合があります。

共箱・箱書きなど来歴を示す付属品

共箱とは、作者が自ら箱書きをして納めた箱のことです。共箱があると、その品が本物であることの手がかりになり、評価されやすくなるとされています。

箱書きには、品名、作者の名前、署名、印などが書かれています。作者本人が書いた箱書きは、特に大切にされます。

来歴を示す付属品の例は、次のとおりです。

  • 共箱と箱書き。
  • 鑑定書や鑑定の記録。
  • 展覧会や茶会で使われたことを示す資料。
  • 購入時の領収書や、手紙。

箱書きの評価の仕方は、買取店や品物によって異なります。ここで書いたのは一般的な考え方で、断定的な基準ではありません。

箱は、本体より先に傷みやすく、捨てられやすい物です。遺品整理のときに、箱だけを処分してしまう失敗は多いので、気をつけてください。

欠け・ひび・修復跡など保存状態

保存状態は、評価に大きく影響します。陶磁器の欠けやひび、掛軸のシミや虫食い、金属のさびなどです。

修復された跡があるかどうかも、見られるポイントです。きれいに直されていても、修復の跡があると、評価が下がる場合があります。

ただし、状態が悪いからといって、価値がないとは限りません。福ちゃんのページでは、状態が良くなくても、場合によっては高価買取になることがあると案内されています。状態の悪さを理由に、自分で処分を決めないことが大切です。

状態の確認は、見える範囲で構いません。自分で直そうとしたり、汚れを落としたりするのは、かえって評価を下げる原因になります。この点は、次の章でも触れます。

掛軸の落款・共箱の箱書き・表装・シミや欠けが骨董品の評価に関わることを示した図
評価の基準は品目や買取店によって異なります。

掛軸・茶道具・陶磁器など品目別の見られ方

掛軸で見られる作者・落款・表装・シミ

掛軸で見られるのは、作者、落款、表装、シミなどです。

作者と落款は、書や絵の本体に記されています。落款は、作者の署名と印のことで、評価の中心になります。

表装は、書画の周りの布や軸のことです。表装の質や状態も、見られる点の1つです。

シミや虫食い、折れも、評価に影響します。掛軸は、湿気に弱く、保管の状態が傷みに直結します。

掛軸を保管するときは、巻いたまま箱に納めておくのが基本です。広げたまま放置すると、折れや傷みの原因になります。査定に出すときも、箱に納めたままにしておきます。

茶道具で見られる流派・作家・共箱

茶道具で見られるのは、流派、作家、共箱です。

茶碗や茶入、釜、水指などの茶道具は、作家が分かるものが評価されやすいとされます。共箱があると、品の由来を示しやすくなります。

茶道具は、茶道の流派によって使われる物が異なります。流派との関わりも、手がかりになります。

煎茶道具や香道具、鉄瓶なども、茶道具に近い品として扱われます。福ちゃんのページには、煎茶道具と香道具を含む茶道具、鉄瓶が対応品目として載っています。

茶道具は、小さな品が多く、箱に納められています。箱と中身は離さず、一緒に査定に出してください。

陶磁器で見られる窯元・銘・欠けの有無

陶磁器で見られるのは、窯元、銘、欠けの有無です。

窯元や銘は、器の底や側面に記されていることが多いので、見える位置を確認しておきます。ただし、銘があることだけで、価値が決まるわけではありません。

欠けやひびは、評価を下げる要素です。小さな欠けでも、全体の評価に響く場合があります。

陶磁器は、割れやすいので、取り扱いに注意が必要です。持ち運ぶときは、1点ずつ布や紙で包み、重ねないようにしてください。割れ物が多い場合は、出張査定のほうが安心です。この点は、売り方の章で詳しく書きます。

絵画・西洋アンティーク・勲章の見られ方

掛軸や茶道具、陶磁器のほかにも、骨董品として扱われる品があります。福ちゃんのページには、絵画、西洋装飾や西洋アンティーク、勲章が、対応品目として紹介されています。

絵画は、作者、サイン、額の状態、制作の年代などが見られます。西洋アンティークは、年代、素材、状態、作りの丁寧さなどが評価の手がかりになります。

勲章は、種類や等級、箱や証書の有無などが手がかりになります。付属品が評価に関わる点は、他の骨董品と同じです。

これらも、評価の見方は一般的な考え方で、買取店ごとに異なります。品物ごとの評価は、査定の場で聞いて確かめてください。

掛軸・茶道具・陶磁器それぞれで、査定で見られる所が違うことを示した図
評価の基準は品目や買取店によって異なります。

査定前にしてはいけない3つのこと

洗剤で洗う・磨くなど無理な掃除

査定の前に、洗剤で洗ったり、磨いたりしてはいけません。汚れを落とせば高く売れると考える人は多いですが、実際は逆になる場合があります。

古い品の表面には、長い年月でできた風合いがあります。洗剤や研磨剤で表面を傷めると、その風合いが失われ、評価が下がることがあります。金属の古い錆や、陶磁器の表面の釉薬が傷つくこともあります。

福ちゃんのページでも、汚れを落とす必要はなく、無理な掃除は損傷の原因になるため、無理に掃除をする必要はないと案内されています。

汚れが気になっても、そのままの状態で査定に出してください。埃を軽く払う程度なら構いませんが、水や洗剤を使うのは避けます。

箱と中身を離す・付属品を捨てる

箱と中身を離してしまったり、付属品を捨ててしまったりするのも、避けたい行動です。

箱と中身は、セットで評価されることがあります。箱がなくなると、品の来歴を示す手がかりが失われます。

遺品整理では、古い箱や紙は、ごみとして出してしまいがちです。箱が傷んでいても、中身と同じ場所に置いて、一緒に保管してください。

特に気をつけたいのは、次の付属品です。

  • 蓋の裏に文字が書かれた箱。
  • 品物を包んでいた布や紙。
  • 手紙、メモ、領収書。

迷ったら、捨てずに残しておくのが原則です。査定のときに、必要かどうかを聞けば確かめられます。

価値が低いと決めつけてまとめて処分する

価値が低いと決めつけて、まとめて処分してしまうことも、してはいけません。見た目だけで判断すると、評価される品を見逃すおそれがあります。

特に、次のような品は、見た目で判断しにくい例です。

  • 汚れて黒ずんだ掛軸や、虫食いのある書画。
  • 欠けやひびのある器。
  • 錆びた金属の道具。

こうした品が、専門家の目では、評価されることがあります。福ちゃんのページには、汚れがあるものや、他社で断られたものも見せてほしいと書かれています。

まとめて処分する前に、骨董品らしい品は取り分けて査定を受ける、という手順を踏んでください。査定の結果、価値がなければ、そのときに処分すれば間に合います。

査定前に洗う・磨く・箱を捨てることと、触らずに箱ごとそのまま出すことを左右で比べた図

出張・宅配・店頭のどれで売るか

割れ物や大きな品が多い時の出張査定

割れ物や大きな品が多いときは、出張査定が向いています。自宅まで査定員が来るので、品物を運んだり、梱包したりする手間と、運ぶ途中での破損のリスクを避けられます。

福ちゃんのページでは、出張買取は、自宅に査定員が訪問する形で案内されています。一般の車両で伺い、運び出せない大きな品は、後日トラックで引き取るとされています。

遺品整理では、品物の数が多く、大きな壺や、重い茶道具、額に入った絵画などが出てくることがあります。こうした品を、自分で運ぶのは大変です。

出張買取には、自宅に人を迎える負担もあります。日程を合わせる必要があり、査定には時間がかかります。査定の時間と、立ち会える人を、あらかじめ考えておいてください。

点数が少ない時の宅配・店頭の使い方

骨董品の点数が少ないときは、宅配や店頭も選べます。

宅配買取は、専用の箱に梱包して送る形です。福ちゃんのページでは、事前の申し込みが必要で、申し込みなしで送られた品は買取できないとされています。離島や一部の地域は、利用できない場合があります。配送中の破損は保証されないと案内されているので、割れ物を送るときは注意が必要です。

店頭買取は、店舗に品物を持ち込む形です。福ちゃんのページには、札幌、さいたま、千葉、東京の八王子、静岡、名古屋、京都、大阪、神戸、広島に店舗があると載っています。多くの店舗は完全予約制と案内されています。

どちらも、品物の数が少なく、持ち運べる大きさの場合に向きます。割れ物や貴重な品は、持ち運びや梱包で傷む可能性があるので、慎重に考えてください。

売り方ごとの費用と手間の違い

3つの売り方の違いを、表で整理します。

売り方費用手間向く場面
出張買取出張料と査定料はかからないと案内されている日程を合わせ、自宅で査定に立ち会う割れ物や大きな品が多い
宅配買取査定料はかからないと案内。返送を頼むと着払い事前申し込みと梱包が必要点数が少なく、人に来てほしくない
店頭買取査定料はかからないと案内されている持ち込みと、多くは予約が必要近くに店舗がある

宅配で返送を希望する場合は、着払いで、利用者の負担になると案内されています。送って査定を受けたあと、売らずに返してもらうときは、送料がかかる点に注意してください。

どの売り方でも、査定料はかからないと案内されています。費用で迷う必要は少ないので、手間と品物の状態で選ぶのが基本です。

割れ物や大きな品が多い場合は出張、点数が少ない場合は宅配や店頭が向くことを示した図

福ちゃんの骨董品買取を使う前に確かめたい特徴

対応する品目と他社で断られた品の相談

福ちゃんの骨董品買取のページには、対応する品目として、掛軸、茶道具、陶磁器、絵画、西洋装飾や西洋アンティーク、鉄瓶などが載っています。勲章も、骨董品の例として紹介されています。

骨董品のほかにも、古銭、切手、着物、食器、時計、宝石などを扱っています。遺品整理で出てきた他の品を、まとめて見てもらえるのは、手間が減る利点です。

ページには、汚れがあるものや、他社で断られたものも見せてほしいと書かれています。他の店で断られた品があるなら、福ちゃんでも一度、相談してみる価値はあります。ただし、断られた品がすべて買い取られるわけではないので、期待しすぎないでください。

対応する品目に載っていない品や、規制のある品は、買取できない場合があります。気になる品は、申し込みのときに、先に伝えて確認しておくと安心です。

査定料・出張料・キャンセル料の扱い

福ちゃんのページでは、出張料、査定料、キャンセル料は無料と案内されています。着物の案内では、送料も含めて、手数料は一切かからないとされています。

費用がかからないため、価値を知りたいだけの段階でも、依頼しやすくなります。査定を受けて、納得できなければ断る、という使い方もできます。

ただし、宅配で返送を希望するときは、着払いで、利用者の負担になります。この点は例外として覚えておいてください。

申し込みのときに、費用がかからないことを、あらためて確認しておくと安心です。

運営会社と古物商許可の確認

骨董品を買い取る業者は、古物営業法にもとづく古物商の許可が必要です。福ちゃんの公式サイトには、古物商許可の番号が載っています。

本人確認も、古物営業法で定められています。福ちゃんのページでは、運転免許証、マイナンバーカード、在留カードなどの公的な書類が必要で、提示がないと取引できないとされています。

訪問買取では、査定員が来たときに、会社の名前と許可を確認して構いません。古物営業法では、行商をする古物商は許可証を携帯することが定められています。

ページの上部には、買取業者を名乗る不審な人への注意が載っています。連絡は、公式サイトの申し込みフォームや、公式の電話番号を使うようにしてください。

出張査定の申込みから支払いまでの流れ

電話・WEBでの申込みと日程の決め方

出張査定の申し込みは、電話か、公式サイトのWebの入力画面から行います。電話の受付は、8時から20時までで、年末年始を除いて受け付けられているとされています。

申し込みでは、次のような内容を伝えます。

  • 査定してほしい品の種類と、おおよその数。
  • 住所と、連絡先。
  • 希望の日時。
  • 大きな品や、割れ物の有無。

日程は、立ち会える日を選びます。大きな品は、一般の車で運べない場合があり、後日トラックで引き取ると案内されています。大きな品がある場合は、申し込みのときに伝えてください。

電話が混み合っているときは、時間をおいて、もう一度連絡するよう案内されています。

当日の査定の進み方と提示額の確認

当日の査定は、次のような順序で進みます。

  1. 査定員が来て、会社名を名乗り、挨拶をする。
  2. 本人確認の書類を見せる。
  3. 品物を1点ずつ、細かく見て査定する。
  4. 査定の結果と、提示額の説明を受ける。
  5. 納得すれば、買取契約書に記入する。納得できなければ、断る。

品物は、広げる場所が必要です。遺品整理で、部屋が片付いていなくても、査定の場所は確保しておきます。

提示額が出たら、すぐ答えずに、根拠を聞いてください。どの品のどの点が評価され、どの点が下がったのかを聞けば、納得しやすくなります。

家族が一緒にいる場合は、相談してから決められます。相続人が複数いる場合は、立ち会える人が合意の内容を確認しておいてください。

契約と支払い方法は現金か振込か

福ちゃんのページでは、出張買取は、買取が成立したあと、その場で現金払いが基本とされています。ただし、金額や品物によっては、振込になる場合があると案内されています。

宅配買取の場合は、契約が成立したあと、指定した銀行口座に振り込まれます。

契約のときは、次の点を確認します。

  • 契約書に書かれた金額が、提示額と同じか。
  • どの品物が、契約の対象になっているか。
  • 契約書を、必ず受け取っているか。

契約書の控えは、クーリング・オフの期間を数えるときにも使います。大切に保管してください。

遺品整理の段取りに査定を組み込むコツ

片付け業者の作業より前に査定日を入れる

遺品整理を片付け業者に頼むときは、骨董品の査定を、片付けの作業より前に入れてください。作業が始まってから、骨董品を探しても、すでに処分されている場合があります。

段取りの例は、次のとおりです。

  1. 骨董品らしい品を、先に取り分ける。
  2. 出張査定の日を、片付けの日より前に決める。
  3. 査定を受けて、売る品と残す品を決める。
  4. 片付け業者の作業は、そのあとに始める。

片付け業者に作業を頼むとき、取り分けた品には手をつけないよう、はっきり伝えておきます。置き場所を決めて、「触らない」と書いた紙を貼っておくと、間違いを減らせます。

遺品整理の期限が迫っていても、査定の日だけは先に確保してください。査定は、1回の訪問で済むことが多いので、スケジュールへの影響は小さく済みます。

形見分けしたい品を先に決めておく

売る前に、形見として残したい品を、先に決めておきます。査定に出してから、手元に残したくなる品があっても、すでに売ってしまうと戻せません。

形見分けの進め方は、次のとおりです。

  • 家族が集まる機会に、取り分けた品を一緒に見る。
  • それぞれが、形見として引き継ぎたい品を選ぶ。
  • 重なった品は、話し合って決める。
  • 残りを、売る候補にする。

価値が高い品を形見にすると、のちの相続の扱いにも関わる場合があります。税金の扱いなどは、国税庁の情報や専門家に確認してください。

形見は、価値の大小より、思い出の深さで決めても構いません。売るかどうかの前に、気持ちの整理を優先することも大切です。

売って得たお金の扱いを相続人で共有する

売って得たお金は、相続人の間で、どう扱うかを決めておきます。決めずに売ると、あとでもめる原因になることがあります。

決めておくことの例は、次のとおりです。

  • 売ったお金を、相続人で分けるのか、遺品整理の費用に充てるのか。
  • 受け取る人を、誰にするのか。
  • 金額を、全員に共有するのか。

話し合いの内容は、メモに残しておくと安心です。口約束だけだと、時間が経つと記憶が食い違うことがあります。

税金の扱いは、売る品や金額、状況によって異なります。ここでは詳しく説明できないので、国税庁の情報や税理士などの専門家に確認してください。

片付けを先にする場合と査定を先にする場合の違いを左右で比べた図

売るかどうかを納得して決めるための確認点

提示額の根拠を聞き、その場で決めなくてよい

査定の提示額が出ても、その場で決める必要はありません。根拠を聞いて、納得できなければ、断って構いません。

聞き方の例を挙げます。

  • 「この品の、どの点を評価しましたか。」
  • 「下がった点は、どこですか。」
  • 「まとめて売る場合と、1点ずつ売る場合で、金額は違いますか。」

説明があいまいなときは、その場で決めずに、考える時間をもらってください。

消費者庁は、訪問購入のルールとして、契約を結ばない意思を示した人に、その場で勧誘を続けたり、後日あらためて勧誘したりすることを禁じていると説明しています。断ることに、遠慮は要りません。

複数の品をまとめて査定する時の注意

複数の品をまとめて査定に出すときは、1点ごとの金額が分かるか確認してください。まとめた金額だけを提示されると、どの品がいくらなのかが分からず、あとで比べられなくなります。

注意したい点は、次のとおりです。

  • 売る品と、売らない品を、はっきり分けておく。
  • 売らない品は、査定の場に出さない。
  • 依頼していない品の買取を求められても、断ってよい。

消費者庁の相談事例には、着物の買取に来た業者が、貴金属の買い取りまで執拗に求めた例が紹介されています。依頼した品以外は、見せなくて構いません。

契約するときは、契約書に、対象の品がすべて書かれているかを確認してください。

クーリング・オフの期間と手続き

訪問購入には、クーリング・オフの制度があります。消費者庁の説明では、法律で決められた書面を受け取った日から8日間は、契約を解除できます。福ちゃんのページでも、出張買取は、申込書面を受け取った日から8日間は無条件で撤回できるとされています。

知っておきたい点は、次のとおりです。

  • 期間は、書面を受け取った日から8日間。
  • 手続きは書面で行い、書面を発した時から効力が生じる。
  • 期間内は、品物の引き渡しを拒むことができる。
  • 業者が事実と違うことを告げたり、威圧したりして解除できなかった場合は、期間が過ぎても解除できることがある。

書面は、特定記録郵便や書留など、送った記録が残る方法で送るのが望ましいとされています。契約の書面は、必ず保管してください。困ったときは、消費者ホットラインに相談できます。

よくある質問

作者が分からない掛軸も査定できる?

査定できます。作者が分からなくても、専門の査定員が、書や絵の特徴、落款、表装、箱書きなどから判断します。福ちゃんのページでも、骨董品に詳しい専門の査定員が、真贋の判断も含めて査定すると案内されています。

自分で調べようとして、掛軸を広げたり、拭いたりするのは避けてください。そのままの状態で、箱に納めたまま、査定に出すのが基本です。

箱がある場合は、蓋の裏や側面に書かれた文字を、写真に撮っておくと、家族への説明にも役立ちます。

1点だけでも出張してもらえる?

福ちゃんの公式サイトでは、出張買取は1点からでも伺うと案内されています。骨董品が1点だけでも、依頼して構いません。

ほかに査定してほしい品があれば、あわせて伝えてください。着物や古銭、切手、食器なども、同じ訪問で見てもらえます。

象牙や人形など扱いに注意が要る品は?

象牙や人形のように、扱いに注意が必要な品もあります。

象牙は、種の保存法で、取引が規制されています。環境省の説明では、全形を保持した象牙は、原則として譲渡し等が禁止され、登録を受けた場合などが例外とされています。象牙製品についても、取引の扱いには決まりがあります。手元に象牙の品がある場合は、買取の可否や必要な手続きを、売る前に確認してください。環境省の象牙のページでも、最新の内容を確認できます。

人形は、買取の対象になるかどうかが、品によって異なります。対象外の場合もあるので、申し込みのときに、品の種類を伝えて確認してください。

象牙や人形は、買取できると決めつけず、先に確認する姿勢が大切です。

まとめ

遺品の骨董品を後悔なく手放すための次の一歩

遺品整理で出てきた骨董品は、捨てる前に、専門の査定で価値を確かめることが、後悔を避ける近道です。価値が分からなくても、査定を頼んで構いません。

最後に、行動の順番をまとめます。

  1. 骨董品らしい品を先に取り分け、箱や付属品も一緒に残す。
  2. 相続人どうしで、売る品、残す品、お金の扱いを話し合う。
  3. 洗ったり磨いたりせず、そのままの状態で査定に出す。
  4. 片付け業者の作業より前に、査定の日を入れる。
  5. 提示額の根拠を聞き、納得できなければ断る。

福ちゃんは、出張、宅配、店頭に対応し、査定料、出張料、キャンセル料はかからないと案内しています。出張買取は1点からでも伺うとされ、契約後8日間はクーリング・オフもできます。

条件や費用、サービスの内容は変わることがあります。申し込む前に、福ちゃんの骨董品買取のページで最新の内容を確認してください。

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